白衣にオリジナル感を出すなら刺繍がオススメ!

医療の現場で着用されている白衣には、明るく清潔感のある白が採用されていましたが、近年では白以外も増えています。汚れがわかりやすく衛生管理がしやすいため白が一般的な色でしたが、現代では白でなくても衛生管理が行えるため白である必要性が薄れてきたからです。

病院のイメージに合わせた色を採用し病院名やロゴなどを白衣に刺繍することで、よりオリジナリティーと統一感が感じられる白衣になるのでオススメです。

→シワになりにくい白衣の選び方とお手入れの方法


どれを選ぶ?タイプ別に見る白衣の特徴

白衣には、様々なタイプがあります。医師が着用していることが多いドクターコート・看護師が着用するナースウエア(ワンピーススタイルとパンツスタイル)・Vネックタイプのスクラブ・立ち襟で肩でボタンを止めるケーシーの4つです。

ドクターコートにも長袖や半袖、通気性の良い素材を使用した夏物、厚めの生地を使用した冬物など様々あります。シルエットがすっきりと見える細身のデザインで動きやすいドクターコートが人気です。ナースウエアも白の無地のワンピーススタイルが定番でしたが、機動性の面からパンツスタイルを採用する病院が増えています。

特に小児科の医療現場では従来の白いナースウエアよりも、温かみのある明るい色で子供が喜ぶようなポップな柄入りのナースウエアの方が評判が良いです。スクラブは欧米から導入された新しい白衣です。もともとは外科医の手術衣として使用されていましたが、動きやすさと取り扱いのしやすさで一気に日本でも普及しました。

速乾性のある素材を使用しているため汗や洗濯後の乾きも早く、生地も丈夫で傷みが少ないという特徴を持っています。他の白衣と比べて単価が安いのも人気の理由の一つです。そして、ケーシーは丈が短くフロント部にボタンがないため動きやすく、リハビリ科や歯科などで多く採用されています。

特に腕周りの動きを邪魔することがないデザインです。


白以外も人気!カラーバリエーションも豊富

白衣という名前の通り、白色が長年にわたり白衣に採用されてきました。白には清潔な医療のイメージが定着していますが、その反面「冷たい」「無機質」という印象を与える場合もあります。また、補色残像への対策として白い白衣を取りやめているケースもあります。

補色残像とは、ある色を見続けた後に、その色の補色が残像として見える現象のことです。外科手術で血液の赤を長時間見ていると補色残像が起こり、赤の補色である緑色が残像として消えなくなり支障をきたしてしまうという事例が報告され問題になりました。

そのため、白い白衣をやめ、緑の手術衣を着用することで補色残像を緩和することになりました。白衣の色にも様々な理由があるんですね。白衣の色は、定番の白以外ではピンク・ブルー・グリーンが特に人気の色です。

ピンクは優しく安らぎを与える印象のため、産婦人科など多くの医療現場で使用されています。女性的なイメージの色のため主に女性スタッフが着用しています。

ブルーはピンクと違って、男女どちらのスタッフでも着用しているケースが多いです。

青系の色は、知的で誠実なカラーイメージのため医療の現場にマッチします。青系の色の中でもネイビーはきりっと引き締まった印象のため人気が高いです。グリーンは落ち着きやリラックス効果が期待されるカラーです。緊張を和らげストレスを減らすため最適な色だと言えます。

医療現場に合わせた白衣の選び方

白衣の選び方には、いくつかのポイントがあります。白衣はただのユニフォームではありませんので、それぞれの特徴や用途に合わせて白衣を選ぶ必要があります。メモ帳やボールペンなどの筆記用具や時計、補聴器、そして体温計など多くの物を持ち歩く必要がある場合には、ポケットの位置や大きさをチェックしましょう。

ポケットの位置が使いづらいと日頃の業務に支障が生じることもあります。ペン差しホルダーが胸や肩についているタイプなどもあり便利です。院内の連絡用PHSを使用する場合には、PHSを入れておける胸ポケットはマストです。

ネックストラップで首にかけた上で胸ポケットに入れておくと取り出しやすく邪魔にもならないので、このように使用している方が多いです。車椅子を押したりベッドへの移動の補助をしたりなどの力仕事が多い場合には、伸縮性に優れたストレッチ素材の白衣を着用すると動きやすいのでオススメです。

また、素早い着替えが必要な場合には、ボタンよりもジッパーで開閉ができるタイプの白衣の方が時間を短縮できます。

自宅でも洗える?白衣のお手入れ方法

白衣は清潔を保つ必要がありますが、白衣のクリーニング方法は、それぞれの職場で違います。医療の現場では感染症の管理が求められるため、約8割は職場が管理をしてクリーニングをおこなっています。残りの約2割は各自で自分の白衣を管理します。

職場が管理している場合には、業者が回収してクリーニングしてくれますので白衣のお手入れに手がかかることはありません。自己管理が必要な場合には、クリーニング出すか自宅で洗濯することになります。クリーニングを利用すると一回で500円〜2,000円ほどの費用がかかります。

毎日洗いたい場合にはコストがかかり過ぎてしまうので、自宅で洗う方が多いです。家庭用の洗濯機で洗う場合には、スクラブタイプの白衣が最適です。丈夫で乾きも早いので毎日ドンドン洗うことができます。他の白衣はスクラブタイプほど洗濯には強くないので、あまり頻繁に洗うのはお勧めできません。

ブラッシングや霧吹きを使用してシワを伸ばすなどのお手入れをこまめに行いましょう。

白衣に刺繍を入れるメリットとは?

白衣と言えば色も形のワンパーンだったものが、年々色やデザインが豊富になってきました。病院の雰囲気に合わせてスタッフの白衣にもこだわっているケースも少なくありません。それだけ、白衣が目から与えるイメージは大きいということですね。

総合病院では各科ごとに白衣の色を変えたりチームごとに色を統一したりするなどの工夫が見られます。院内全ての白衣を一新するのはコストが大きくかかりますが、刺繍を活用すればコストを抑えて簡単に白衣に統一感を出すことができます。

刺繍は白衣の胸や袖、背中に入れることが可能です。プリントよりも高級感があり、洗濯で剥がれ落ちることもありません。刺繍のメリットは多くの色糸があるので白衣の色との組み合わせが楽しめるということです。病院のイメージカラーで刺繍の色を統一してもいいですし、各科やチームごとに刺繍の色を変えるのも良いですね。

文字入れのフォントを変えるだけでも印象がガラリと変わるので希望通りのデザインで刺繍を入れることができます。また、刺繍のメリットは仕上がりに高級があり安っぽくなく、そこから信頼感が得られるということです。

刺繍を入れるだけでオリジナルの白衣にすることができるのでオススメです。